無地感の着物 ・・・
スタイリッシュで、さり気なくて、お洋服の友達と歩いていても、違和感なく、この東京(横浜) の街並に静かに溶け込んでくれる。
とっても便利 かつ 重宝。
そ・し・て 「着物 わたし着てます! (頑張って、早起きして、気合い入れてand more・・・) 」 って 声高々に主張してないニュアンスと云うのでしょうか、佇まい? ですかね。
私にはとても好ましかったりします。 いや正確には「無地着物」に強く憧れております。
個人的に宝物の本なのですが、今や絶版であり、古本屋さんでずっと探し求めていて、数年前にようやく見つけた!(本当に嬉しかった・涙) 染織作家・浦野理一さんの作品集がございまして、浦野理一さんの着物・帯コレクションから、無地の汎用性、恰好のよろしさ。バランス感覚。 日本的な愛らしさ等々・・・ その世界観、「美」をお写真から、作品からお勉強させて頂きまして。
浦野理一さんを存じ上げたのは、私が大好きな1950~60年代の邦画。 小津安二郎監督の作品からでした。
浦野さんは小津作品のお衣装の担当であらせられて☆☆
地味派手と云うのでしょうか。
この ひっそりとした無・地・着・物の存在感。 かえって艶やかさ、色香をほんのり漂わせていると、思うのです。
あくまで目立たず、ひっそりと。 でも何んとも色っぽいんですよねぇ。 豪華なお着物より優美で洒脱。
そしてこれは3年以上は前でしょうか?(笑)
写メって見たのですが・・・ (鏡に向かってですので、衿合わせに関しては、お許しの程を)
上のご婦人のようには・・・ 無地感の着こなし。 私、まだまだ修行が足りませんで。 あの艶やかさにはほど遠い↑
当時から無地感の着物が好きで、多少は無地着物を揃えております。 仕事柄もあり。
頑張らなくては着こなしレッスン (←独り言です・笑)。
無地はですね、名古屋帯(袋帯)でも素敵なのです。 着物もさることながら、帯も これまた シック。 何んとも云えぬ味わいもあり。
例えば、少し古典味のある小紋(お母様から頂いたお着物など)をお持ちでしたら、現代感覚でスタイリングしたい時 、無・地・帯 (←特に名古屋帯がオススメ) は使い勝手がもうパーフェクトな感じで☆
今様に着物の全体像を映し出してくれます。 少しライトな印象になるのですね。 文様や色彩のクラシカルさを中和して。
私のつい先だっての着物姿↓ですが、ご親切な方から頂戴しました小紋(とてもお気に入り♪)を無地の帯でコーディネートして仕事に出かけました。
椅子に座っている自分を上から見下ろした図です。こんなお写真で失礼いたします。
なかなかにJAPANESEな小紋(私はそれも好きで♪)です。 このJAPANESEさを無・地・帯が今っぽい風情にしてくれます。
こちらは銀座並木店・名古屋サカエチカ店にある無地名古屋帯↓(お仕立て上がり税込80,000円)
少しアップ目のお写真ですが、何んとも美しい帯でして・・・ 箔糸を用いており、ほんのりキラリ光るところも美点 ☆
思わず見惚れる帯、その素材感。 (色違いもあるのですよ♪)
そして 無地帯には冠組のすっきりとした帯締めもエレガントですが、帯留めに三部紐も勿論ありです♪
とても可愛いらしく。
こちらの帯留め(税込6,825円)を上の名古屋帯にコーディネートしても洒落れていますよね♪
まさにニュートラルな魅力にあふれる無地帯&無地着物。
スタイリングの自由度も高まり、お手持ちのクラシカル着物もスタイリッシュにお化粧し直してくれる。
何枚でも欲しいな☆ 無地着物、無地帯、この便利アイテム・・・ と。
本日のDM撮影中に無地着物、無地帯を眺めては、そんな着物道楽の夢を見ていたのでした。
無地の魅力は「無限なり」。
TOKYO MASUIWAYA プレス 出張 麻依子 (ではりまいこ)
●無地話につき、無地着物で地唄舞の舞台に立った数年前のとある日の姿をアップしてみました。 笑って下さいませね。