2017年9月21日以前の記事は仕立て価格改定前の商品価格となっております。
また2013年3月31日以前の記事は掲載商品の表記が税込価格5%となっております。

悉皆

こんにちは、銀座並木店金山です♪。

お店の2階に11月からイタリアンレストランがオープンするらしく、なんだかいい匂いがただよってきます・・・。

さて、ただいま『お着物のお手入れキャンペーン』中なのですが、先日お客様が黒留袖を洗い張りにお持ちになりました。

ご自分がお召しになった留袖を、お孫さんがお年頃なので洗い張り、お仕立て直しして譲りたいとのことでした。

お母様から、娘さんへ、お孫さんへ。

着物とともに受け継がれる想い。

これもまたお着物の素敵なところですね。

 

洗い張りとは、仕立て上がっているきもの類の縫い糸を解いて布状に戻してから、全体を洗って乾かすものです。

中には色が褪せたり、日に焼けてしまってるときもあるので、その場合は色をかけます。

元からある柄には色がつかないように、柄の部分をビニール等でふさいで色かけをします。

洗い張り 

とても緻密で繊細な作業。

『悉皆(シッカイ)』=1つ残らず全部。ことごとく。とゆう意味があります。

仕立て、染色、染め直し、洗い張りなどの技術も、残したい大切な日本文化ですね。

と同時に染め直しや染み抜き、ガード加工などの技術は日々進化!!

 

大切なお着物を永く着ていただけるように、

また、少しでも快適にお召しになれますように、

私たちにお手伝いさせていただけると嬉しいです。