こんにちは、銀座並木店金山です♪。
お店の2階に11月からイタリアンレストランがオープンするらしく、なんだかいい匂いがただよってきます・・・。
さて、ただいま『お着物のお手入れキャンペーン』中なのですが、先日お客様が黒留袖を洗い張りにお持ちになりました。
ご自分がお召しになった留袖を、お孫さんがお年頃なので洗い張り、お仕立て直しして譲りたいとのことでした。
お母様から、娘さんへ、お孫さんへ。
着物とともに受け継がれる想い。
これもまたお着物の素敵なところですね。
洗い張りとは、仕立て上がっているきもの類の縫い糸を解いて布状に戻してから、全体を洗って乾かすものです。
中には色が褪せたり、日に焼けてしまってるときもあるので、その場合は色をかけます。
元からある柄には色がつかないように、柄の部分をビニール等でふさいで色かけをします。
とても緻密で繊細な作業。
『悉皆(シッカイ)』=1つ残らず全部。ことごとく。とゆう意味があります。
仕立て、染色、染め直し、洗い張りなどの技術も、残したい大切な日本文化ですね。
と同時に染め直しや染み抜き、ガード加工などの技術は日々進化!!
大切なお着物を永く着ていただけるように、
また、少しでも快適にお召しになれますように、
私たちにお手伝いさせていただけると嬉しいです。