こんにちは。 プレスの出張(ではり)です。
先日、東京ますいわ屋 https://www.masuiwaya.co.jp/masuiwayaindex_content.html の全国のショップから集まったスタッフと共に京都は西陣に行って参りました。
『帯』についての造詣を深めるための西陣織研修です。
銀座並木店と名古屋サカエチカス店のスタッフも5名参加いたしました。
西陣織の起源に始まり、帯の歴史、変遷、工程、よもやま話など、実際に西陣織に携わるプロフェッショナルな!老舗帯メーカーの代表さま達に直接、講義を受けられて、とても充実の内容でした。
私自身、きもの文化検定(三年前に2級を取得)にあわせ、秋には毎年、教則本でお勉強していた内容ではあったものの、ここ数年、きもの文化検定から離れていることもあり、仕事柄、日々携わるものの、あらためての西陣織研修には本当に刺激を受けました。
もっともっと勉強を重ねていかねばと。身の引き締まる思い・・・
西陣織の完成までには20を越える分業制によるプロセスがあるのですが、今回は絹糸の染色現場と手織りですくい織りの帯を織っている機場にお邪魔させて頂き、工房見学もさせて頂きました。
色出しのエキスパート!魔術師! 恰好よいスタッフさんの職人仕事、その臨場感あふれる現場には私たち、ますいわ屋スタッフ釘づけでした!! やはり現場の見学はライブ感にあふれていて、心浮き立ちます。 また作業の時に流れるBGMが、レゲエ、ダブ系な感じでこれまたオシャレな音でそこにも感動!(ミクスチャー系、好きなもので私^^)
そして帯の機場です。 すくい織りの手織り風景の静謐で美しいことと言ったら!
西陣織の原点とも云える伝統の手技を間近で見ることができて、ため息の連続の私たちでした。
「すくい織」とは地が平織で文様部分が綴組織、または、平織と綴との併用組織のものを指します。 まことに高度な織り技法。
下絵を見ながら、織っていきます。櫛を使って、ヌキを動かし、緊張の連続の手仕事。
高度な技術、その伝承、勘とキャリアとセンスの積み重ねで創られる美しいすくい織りの数々。
制作工程の一部ではありましたが、小売りの立場の私たちはその『存在と価値,美しさ』を多くの日本の皆さまにお伝えしていく義務がある。全うしなくてはならないと襟を正す貴重な時間でした。
着物文化のすべて、帯の実用性、美術的価値、手作りのあらがえない強さと美しさをお伝えすべく ・・・
西陣界隈で有名なパンケーキ屋・松之助さんも (本当に美味しくて、感動のお味でした(涙) 代官山ヒルサイドテラスにもお店があるとの事。必ず伺います(笑)) ご紹介頂き、研修の帰り道に立ち寄り、アップルパイを賞味し、ひと時、京都西陣観光も出来ました。
明日への活力を頂けた西陣織研修でした。
TOKYO MASUIWAYA プレス 出張 麻依子 (ではりまいこ)